うちの子なんでこんなに打たれ弱いの!?子どものメンタルを強くする方法




先生やコーチに注意をされると、すぐにへこんで、やる気をなくしてしまう。それだけでなく学校や練習に「もう行かない」とぐずりだして時間が圧迫される…子育てあるあるです。
このようにメンタルが弱い子は、どう接すればいいのでしょうか?また子どものメンタルは、親の働きかけで強くすることもできるのでしょうか?

子どものメンタルの強さはいつ決まる?

子どものメンタルは、性格や環境の影響を大きく受けます。生まれつき弱いわけではなく、育っていく中で少しずつメンタルは鍛えられていきます。親自身または周囲の子どもと比較できるようになってから「うちの子、打たれ弱いなあ」または「うちの子は図太いなあ」と実感するようになってくるものです。

メンタルが弱くなるきっかけは?

親が困るのは、子どもの打たれ弱さに直面した時ですよね。それは子どもの性格に合った「ほめ方」をしていないことに原因があります

たとえば、勉強が苦手な子に「もっとがんばりなさい」「なんで基礎問題程度がわからないの?」など、否定的な言葉をかけていると、子どもは自信を喪失して「自分はダメな子なんだ」と気持ちを追い詰めてしまいます。

もともと得意ではないことなので、次のチャレンジでも自分(または親など周囲の大人)が納得するような結果が出せないこともあるでしょう。そうすると再び否定され、ダメな気持ちが深くなり、チャレンジ自体に臆病になり、結果が出せないこと、注意されることにも敏感になります。

子どもの頃の劣等感は、その後の生きづらさや性的嗜好にも影響を与えるので、親は子どもへの接し方には十分注意する必要があります。

メンタルを強くする方法は?

子どものメンタルを強くする方法は、逆にその子に合ったほめ方をすることです。
けなされれば誰でも嫌な気持ちになりますよね。ほめられて嫌な気持ちになる人はいません。また、ただ「すごいすごい」とほめるだけでなく、子どもの心に寄り添ってあげることがポイントです。

  • ありままの姿をほめる(問題があってもすべて肯定してあげる)
  • がんばりを認める
  • 失敗しても「大丈夫」と声をかけ、安心感を与える
  • 子どもの話を聞いて共感する

親が「失敗しても問題ないよ!がんばってるの知ってるからね」というスタンスでいることを知れば、子どもはチャレンジの結果が失敗しても怖くなるなるので、怖気づくことなくチャレンジができるようになります。

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子どもをフォローするには親のメンタルも大切

親も人間ですから、子どものグズグズや失敗にイラッとすることもあるでしょう。そんな時につい「なんでいつもそうなのよ」など、否定的な言葉を出してしまいがちですが、子どもは敏感なので、1つの否定的な言葉が今までのすべての肯定的な言葉を打ち消してしまう可能性があります。「今までほめてくれてたけど、本当はダメな子だと思ってたんだ」というように。
子どものメンタルを強くするためには、親のメンタルを整えることも大切な要素です。

子どもに使ってはいけないNGワード

  • ダメ
  • なんでできないの?
  • 早くして
  • 何回言ったらわかるの?
  • 言うこと聞かないと(おしおき)よ!
  • わがまま言わないで

ぐずる子どもの前でつい言いがちなこうした否定的な言葉、子ども自身を責めるような言葉は、子どもの「自分はダメな子なんだ」という気持ちを強くしてしまうので、使わないほうがいいとされています。

まとめ

子どものメンタルを強くするのも弱くするのも、親を始めとした周囲の大人の接し方によるところが大きいのです。子どもの性格は、生まれつきの性質よりも後天的な要因のほうが大きく影響を与えると言われていますので、親の方こそ襟を正して、子どもと向き合うことが大切だと言えますね。

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