福山市内にあるトップ校(広大附属福山、近大附属、福山中)を受験するなら4年または5年からの受験対策が必要不可欠。では、どこの塾がトップ校に対して強いのでしょうか?合格実績からおすすめ塾を3つご紹介します!
目次
附属に強い!備後エリアに特化した「若竹塾」

2018年合格実績
- 広大附属福山 45人
- 近大附属 139人(難関95人)
- 市立福山 36人
福山で「附属を受けるなら若竹」と言われるくらい附属に強いのが若竹塾。どれだけ附属に注力しているかというと、附属対策の模擬問題集を出版しているくらい、附属対策に長けている塾です。
実際、2017年度の場合、附属中の合格者は52人(附属の合格者は127人)なので、4割は若竹の子。附属だけでなく、近大には148人、市立は51人もの合格者を出しており、福山の進学校におけるシェアはナンバー1。子どもへのフォローもきちんと行われますが、保護者説明会や個人懇談もあり、親へのフォローもしっかりあります。
若竹塾は進学塾なので、すべてのクラスが受験対策クラス。コースに関しては校舎によって違いますが、オプションで算数特訓、記述特訓などもあります。
通年でカリキュラムを組んでいるので年度初めから通うのがベスト。新年度は3月に始まるので、若竹塾を検討している人は2月中に入塾テストを受けるのがおすすめですが、入塾は随時受付中。
広島市内の中学受験もお任せ!「鴎州塾」

2018年合格実績
- 広大附属福山 41人
- 近大附属 発表ナシ
- 市立福山 13人
広島市に本社がある鴎州塾は設立から30年に渡り、広島だけでなく全国の難関校に合格者を出している学習塾。
若竹に比べ生徒数が多いので「合格率が高い!」とは一概に言えないとは思いますが、2017年度の附属には38人の合格者を出しています。
若竹は福山と尾道のみで展開している塾ですから備後周辺の学校対策に特化していますが、鴎州は校舎も多く、広島から全国の学校に合格者を出しているのも特徴。岡山の白陵中には99人、松山の愛光には51人、広島学院や広島女学院などにも多くの合格者を出しており、備後エリア以外の学校も検討しているなら鴎州塾がおすすめです。
クラスは成績・志望校のレベル別に分かれており、難関クラスには選抜テストがありますが、県立・市立コースは申し込み順で記述式課題の添削があります。
学費は月額授業料のほか、入塾時に入塾金、施設費、プリント代、教材費・模試料などが必要。兄弟姉妹で通う場合は割引特典あり。
全国の受験ノウハウを持った「能開」

2018年合格実績
- 広大附属福山 45人
- 近大附属 公表なし
- 市立福山 12人
「能開」は大阪に本社を置くワオ・コーポレーションが運営する学習塾で、北は北海道から南は九州・沖縄、さらにシンガポールにも拠点がある日本でも指折りの規模の学習塾。ということで、福山・広島のみならず全国の名門・難関中学の受験対策ノウハウを持っているのが特徴。
合格実績も鴎州に引けを取らず、2017年の広大附属福山の合格者数は36人となっています。
4~6年生のコース編成は学力別に「難関中学受験コース」「有名中学受験コース」「公立中高一貫校受検」にプラスして「<特設講座>広大附属福山中入試実戦講座」。
入塾するにはテストを受ける必要があります。
附属の合格者に見る3つの塾の割合
2017年度の場合、附属の合格者は127人。
ということは、若竹率41%、鴎州率30%、能開率29%ということになりますが、年度によって差がありますし2つの塾を掛け持ちしているという子もいますので、一概に「ここがいい」とは言えません。数字だけ見れば福山市内の学校に強いのは若竹ですが、福山市外の中学校受験を考えているなら、鴎州や能開の方がノウハウがあるかもしれません。
もちろん、お子さんと塾との相性もあります。
試験の点数だけじゃない!内申点もかなり重要な中学受験

福山では、国立・私立中学ともに内申点も大きなウエイトを占めています。テストでいい点取るだけではダメなんです!
内申点とは通信簿の数字のこと。小学生の場合は数字ではなく◎や○になりますが、これも中学受験では参考にされます。附属の場合は5、6年生の内申点が行きます。また、主要4教科以外は2倍の点数になるので、体育や音楽でも手を抜かず、忘れ物などしないようにしましょう。積極的に児童会や学級委員、委員会活動などに参加していくのがおすすめです。
まとめ
福山のトップ校受験を考えているなら、若竹塾、鴎州塾、能開の3つが特に強そうです。特に附属に関してはこの3つの塾の出身者が多く占めていると考えていいでしょう。中堅校はこの3つに限らなくてもいいと思いますよ。