こどもの救急電話相談#8000と夜間診療所はこんなに便利! 我が家の体験談より




みなさんは#8000をご存じですか? 夜間子どもが体調を崩したとき、電話で相談できる便利な制度です。インフルエンザやノロウイルスが流行り出す時期、どんなところか知っておくと安心です。そこで今回は、我が家の夜間急病体験談をご紹介します。

知っておくと便利! #8000と夜間診療所の基本情報

こどもの緊急電話相談事業は2010年7月から、福山夜間小児診療所と福山夜間成人診療所は2013年10月からそれぞれスタートしました。どちらの目的も夜間の軽症患者の受け皿となり、救急病院の負担を軽くすることです。以下に基本情報をまとめました。

 

こどもの救急電話相談

電話番号 #8000もしくは082-505-1399
相談料 無料。ただし、通話料はかかります
受付時間 毎日19:00~翌日8:00

http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/hokenshosomu/198.html

 

福山夜間小児診療所

住所 福山市三吉町南2丁目11番25号 福山市医師会館内
電話番号 084-922-4999
診療時間 毎日19:00~23:00 ※受付は22:45まで。
診療対象 中学3年生までの内科的急病 ※外科は夜間成人診療所へ

 

福山夜間成人診療所
住所 福山市三吉町南2丁目11番22号
電話番号 084-982-9946
診療時間 毎日19:30~23:00 ※受付は22:45まで
診療科  内科・外科・小児外科 ※外科の場合は事前に電話してください。

http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/hokenshosomu/768.html

土曜の夜に急な発熱! 我が子のこども救急電話相談#8000体験談

2017年7月の土曜日。当時2歳の子どもが急に不機嫌にぐずりだしました。抱っこすると体が熱く慌てて検温。39度を超える熱がありました。

時刻は夜9時をまわり、病院に連れて行くべきか迷いました。スマホで救急病院を調べていたパパが「こどもの救急電話相談#8000」を見つけ、とりあえず電話で聞いてみようとダイヤル。

幸いすぐに電話がつながり、担当の看護師が応対してくれました。
看護師「どうされましたか?」
私「2歳の子どもが急にぐずりだして。体が熱いので熱測ったら39度超えてました。病院へ行くべきか迷ってこちらへ電話しました」
と、ありのまま今起こったことを話しました。

その後看護師から「悪寒がありますが?」と聞かれ、「2歳児に悪寒と言われても」と、ポカンとした私。

様子を察した看護師は「体全体が熱いのか?」「手足は冷えていないか?」とわかりやすく聞き返してくれました。続いて「食事や水分は摂れるか?」「意識はしっかりしているか?」と全身の状態を把握する問診の嵐。

私は「手足が少し冷たい」「夕食はしっかり食べた」「声をかけたら返事はしている」と正直に答えました。

全ての問診を終えて、看護師から「手足が冷えいるなら体を保温して様子を見る」「全身が熱いようなら冷やす」「水分が摂れて、嘔吐やけいれんも起こらず、意識がしっかりしていれば朝まで様子を見ればいい」と看病のアドバイスをいただきました。

アドバイス通りに手足を温めて寝かすと子どもが落ち着いてきました。その後保冷剤で脇や頭を冷やすと朝までグッスリ!

翌日になっても38度の熱が続いたので、休日当番医を受診。風邪と診断され、薬をもらって帰宅。その後は急変もなく機嫌が良かったので2,3日で熱が下がりました。

利用した感想は、看病のするときに気をつけて観察するポイントを教えていただけたことです。特に発熱と悪寒の話は目から鱗でした!

夕食準備中にやけどした! 福山夜間成人診療所の受診体験談

2014年1月の日曜日。夕食の準備中、加熱したフライパンの根元をうっかり素手で握ってしまい…

「ジュッ! 」という音とともに指に激痛が走りました。

慌てて流水で冷やしますが、痛みはひどくなるばかり。焼けた皮膚が水ぶくれになって変色し、正直見るのも怖いくらい。家にやけどの薬もなく、明日の朝まで我慢できるか不安でいっぱいでした。

私の様子を見たパパが「そういえば夜間診療所があったよね? 」とスマホで調べて電話をかけました。「妻がやけどしたけど診てもらえますか? 」と聞いたところ、「20分ほど流水で冷やしてから、保険証を持って来てください」と言われ、指示通り診療所へ。

初めて訪れた夜間診療所は人が多かったです。受付で保険証を出し、少し待ってから呼ばれました。

診察室に入ると、先生と看護師がやけどの経緯を問診しました。手際よく診察とやけどの処置をしながら「明日必ず皮膚科か外科を受診してください。1日分だけど痛み止め出せますよ」と言われました。私は「痛みがひどいのでお願いします」と言って診察終了。

待合室で会計と薬をもらいました。帰宅後は痛み止めを飲み、ゆっくり眠れました。

翌日、指示通り近所の皮膚科を受診し、10日ほどで治りました。

利用した感想はとにかく安心したの一言に尽きます。傷の手当てを受けられた、薬をもらえたことで不安がなくなり、安心して夜を過ごせました。

まとめ

私はこれらの制度を使ってから、自分や家族の病気に対して「いざとなれば、何とかなる!」とゆとりを持つことができました。

これから年末年始に受験と家族の体調管理に気を遣う時期が続きます。夜間の急病で困ったときは#8000や夜間診療所を活用してみてください。早めに対処できると安心します。

執筆:holy-rich511

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