我が家では進研ゼミのチャレンジタッチ(中学講座はハイブリッドというけど、使っているのは同じベネッセ特注チャレンジパッドなので、本エントリでは便宜上チャレンジタッチで統一)を使っていますが、下も高学年、上も中学生になり、最近チャレンジタッチへの不満がさく裂するようになってきました。
広告ではええこというてるけど、ほんまのとこどうなん?
チャレンジタッチが向かない子、やってはいけない子について考えてみたので参考までにとうぞ。
目次
チャレンジタッチが向かない子の特徴
チャレンジタッチは教材データがタブレットに配信されるため、オフライン上でも勉強することは可能なんです。その際の勉強した履歴や点数などは残りません。
ネット環境下では、勉強の履歴や点数などのデータは進研ゼミのサーバー上に送られて保存されます。なので、時間帯やデータの重さ、通信環境によってはずーっと「お待ちください」の画面が出たまま、突然プツンと切れてしまうことも。
ただこの通信エラーに関しての我が家の場合は、
- wifi機器をそっくり取り換えて通信環境は最新のものにした
- 他のwifiを使う機器(iPad、ノートパソコンなど)は問題なく動く
という状況なので、どちらかというと、チャレンジタッチのスペックまたは進研ゼミのサーバー側に何かしら問題があるような気がします。タッチのスペックに対し教材が重すぎるというか…。
でも、起動するたび毎回起こるわけではないです。(3回のうち1回くらいの体感)
誰にでも当てはまるケースではありませんので、ご了承ください。
気に入らないことがあるとすぐにイライラする子
チャレンジタッチの、こと漢字に関しては非常に細かいです。書き順はもちろん、とめ・はね・はらいができていないと「やり直し」になります。これは機械が認識するよう書いてあげる必要があるということであり、一般的な記述問題ではマルになるような字でも×になることが多いです。マジで。
中学講座になると、

おわかりいただけるだろうか。
タブレットとはいえ、決して選択問題などではないのである。この問題は空欄に当てはまる数字を記入します。(数字は記述ではなく選択ですが)

英語に至ってはこんな感じ。大文字小文字の判別もあります。
この入力画面が「最高にイラつく」のだそうである。気持ちはわからないでもない。手で書いたらすぐ終わる問題である。
そのうえ、調子よくやっていても突然「お待ちください」が登場しプツンと切れ、今まで解答してきた履歴が吹っ飛ぶこともザラ。うちだけか?
こういうことが積み重なってくると、イライラします。
で、キーーーーッとなってペンでタブレットに対し北斗神拳炸裂の経絡秘孔突きまくりとかやるんですよ。


壊れてまうやん! 入っててよかったタブレット保障。ってなってまうやん!
最新のネット環境にない子
チャレンジタッチはネット接続して使う教材です。
とりあえず通信環境がよくないと、イライラします。最近はスマホもタブレットもデータが増えているので、wifi機器が古いままだと情報量をさばききれないおそれがあります。
これもイライラの原因になると思う。うちはそれでwifi機器を新しく取り替えました。でも「お待ちください」と突然のシャットダウンは頻発するので、wifi環境だけでもないのでは、と思い始めています。
せっかちな子・待てない子
タブレットなので、マルつけを自動でしてくれるのは助かります。が、次の問題が出てこなかったり、こちらの操作をなかなか受け付けなかったりということも起こります。構成上、説明動画を飛ばすこともできないので、「これもう習った知ってる」という回はイライラします。
こういうちょっとした待ち時間が発生しやすいので、せっかちな子や効率優先の子はイラッとするかもしれませんね。早く終わらせてゲームやりたい子とかね。
チャレンジタッチが向いている子の特徴は?

チャレンジタッチは、よくできた教材です。勉強嫌いな子を釣る仕掛けがたくさんあるし、動画で説明してくれるからわかりやすい。マルつけも自動だから親の出番も少ない。
では、チャレンジタッチに向いている子って?
丁寧に勉強ができる
書き順、数字、アルファベットなど、タブレットへの入力は紙とは違います。その違いを理解し、ゆっくり丁寧に記入できる子はチャレンジタッチ向き。
おっとりしている子・待てる子
紙とペンほど反応はよくないし(当たり前)、説明動画も長い。起動すれば「8月号は〇〇が始まるよ」的な予告動画も入ります。こういうのを「そういうもんだな」と待てる子はOK。「あーうっとうしい早く消えてくれないかな」とバコバコ画面を叩く子は、向いていません。チャレンジタッチは精密機械なので、あんまりやってると壊れます。
最新のネット環境にある子
ネット環境がばっちりなほうがいいです。あるいは、チャレンジタッチ中は他の人がwifiにつながない。wifiがない場合は、ポケットwifiを契約しておくとどこにでも持っていけるので便利…かもしれませんが、チャレンジタッチは重たいので、旅行の連れにするのは大変かも。
つまり、「チャレンジタッチってこういうもんなんだな」ということが理解できている子なら大丈夫。
チャレンジタッチのレベルって?

チャレンジタッチ小学講座も、ハイブリッド中学講座も、教科のレベルを選べます。
小学講座の発展問題は小学校以上難関校以下、問題のタイプは中学受験で出題される形の問題も出てきます。実際、算数の発展問題は「四谷大塚のテキストで見たぞ」という問題でした。四谷大塚だと基礎レベル。
受験対策にはならないけど、学校以上の問題をやらせたい人はハイレベルに設定しておくといいと思います。
また進研ゼミの傾向は「簡単な問題をできるだけたくさん解かせて定着を図る」というもの。スモールステップ方式ですね。
ご家庭の教育方針と合致するなら、よい教材だと思います。まあ、飽きてやらなくなって手付かずの教材がたまっていくのは、進研ゼミに限らず、通信教育の宿命ではありますけれどね。
チャレンジタッチをさせてみたいけど、うちの子には向かないかも、と思ったら

まあ、チャレンジタッチは6か月の契約でタブレット代が無料になりますから、ものはためしで6か月間だけ契約してみるというのもいいんじゃないかな、と思います。6か月くらいなら、やる気も続いて教材手付かずの可能性も低いし、何より進研ゼミは他のタブレット学習を取り入れている通信教育に比べても安いですからね。
あるいはオリジナルコースを選んでみたらどうでしょう。1か月のみの受講はできませんが、2か月のみの受講は可能です。ちなみにZ会は1か月のみの受講が可能。
どうしてもタブレット学習をやってみたいんだ! けど、チャレンジタッチ動かないかもしれないが気になる人は、ほぼ同じ機能を持っている「スマイルゼミ」を導入してみるか、高性能なiPadでしか動かないZ会に挑戦してみるかのどちらかでしょうか。ただ私はスマイルゼミは触ったことがないので、チャレンジタッチと同じ問題が発生しないとは言えませんが、タブレットのスペックだけで言えばスマイルゼミのほうがよかったはず。(2018年時点では)
でないと、親のハートがブレイクしちゃうわよ。
誰にでも当てはまるケースではありませんので、ご了承ください。
