PTA広報部に選出されてしまった役員さん、お疲れ様です!
役員決めの沈黙に耐えられず手を挙げて広報部の部長にまでたどり着いたムトウです、こんにちは!
新学期の広報誌作りはとにかく時間との勝負になりますが、第1号のテッパン企画といえば「先生紹介」ですよね。私もやりましたっ。今回は先生紹介のレイアウトや質問についてご紹介しましょう。
目次
まずは台割を作ろう

広報誌を発行する上で、まず考えなくてはならないのが「何ページで印刷するか?」です。
学校によってA3を半分にしたものにA4を一枚挟み込む「挟み込み冊子印刷」や、A3を半分にした「二つ折り印刷」、糊やホチキスで留めた冊子印刷など、印刷スタイルがあります。で、挟み込み印刷なら6ページ、冊子印刷なら最低8ページから4の倍数ずつなど、印刷スタイルによって使えるページ数が決まっているのです。
だからまず広報部長(または編集責任者)は、企画内容及び台割を考えなくてはなりません。
企画内容というのは「何を載せるか」ですね。まあ、だいたい毎年同じものを載せることになるとは思いますが。
続いて台割ですが、これは「何に何ページ使う」という大まかなレイアウト決めのようなもの。
たとえば冊子8Pなら、
1P 表紙
2P 校長・PTA会長挨拶
3~5P 先生の紹介
6~7P 部活紹介
8P 学校、PTA、ボランティア行事の告知
みたいな感じで、どこのページに何を載せるかを大まかに決めておきます。
省スペースなら「全員集合型」
台割を行い先生紹介に使えるページ数がわかったら、レイアウトを決めていきましょう。
ページ数があまり多くない場合は、1年生担任、2年生担任など、学年や教科ごとに先生をまとめた集合写真型がおすすめです。
メリットは、写真の枚数が少ないので撮影の負担が軽い、編集の負担も軽い。
デメリットは、一人一人の紹介スペースも狭くなる点。名前とクラス、好きな食べ物くらいしか載せることができない可能性大。
一人一人を丁寧に紹介したいなら「卒業アルバム型」

先生が少なかったり、ほかに企画がないんでなどの理由からページ数をまとめて取れる場合は、卒業アルバム型がおすすめ。先生一人一人の写真に名前、プロフィールがつけられます。
メリットは、先生を丁寧に紹介できるところ。コメント欄も大きく取れるので、先生の人となりをしっかり伝えることが可能です。
デメリットは、撮影・編集の負担が大きいところ。先生一人一人撮影して、写真を抜いて、貼り付けていかないといけないので、なかなか根気がいります。経験済み。
レイアウトの参考にはCanvaのテンプレートがおすすめ

既存のテンプレートがあるなら別ですが、もしテンプレートを持っていない場合は、Canvaのテンプレートを参考にするのもおすすめです。
Canvaの中には卒業アルバムのテンプレートがあるので、クラス全員集合テンプレートや、一人一人テンプレートもきちんと存在します。どのレイアウトも、プロのデザイナーが作っているのでおしゃれ。美的センスに自信がない広報さんは一度チェックしてみて。
ただCanvaはオーストラリア発のツールであることから、横書きテンプレートしかないのは欠点かもしれません。写真の配置だけCanvaを使うとか面倒かしら。1文字ずつ改行すれば、テキストを縦書きにすることは可能です。
こちらのチラシはCanvaで作りました。縦書きテキストが入っていますが、いかがでしょうか?
おすすめの質問って?
もうひとつ、先生紹介で大切なのが先生への質問ですね。
私自身が企画した際は、NHKアナウンサーの自己紹介を参考に「もし先生になっていなかったら?」という質問をぶつけました。ただ、現実的な回答だとおもしろくないかと思い「子供の頃の将来の夢を教えてください」という注文をつけたので、「画家になりたかった」「CAになって世界を飛び回りたい」「新幹線の運転士」などなど、なかなか素敵で意外性のある回答をいただきました。
テッパン質問としては
- 好きな芸能人
- 好きな食べ物
- 好きなスポーツチーム
- 趣味
- 特技
あたりでしょうか。
知恵袋などの質問サイトで、過去の質問を参考にしてみてもいいと思います。
ただし、先生が答えにくい質問や、プライベートな質問はやめておきましょう。してみたい質問が決まったら、学校に確認してみてから質問を配布します。
質問状の書き方
内容が決まったら先生に質問状を配布し、回答を書いてもらいます。一般的には質問が書かれたプリントを配布し、記入してもらって回収するという流れですが、注意点は、
- 回答期限を設ける
- 文字数を設ける
こと。
締め切りがないと、先生はいつまでに回答するばいいのかわかりません。基本的に広報の取材は先生にとって優先順位が低いので、後回しにされやすいです。期限を切らないと忘れ去られます。
また、先生への質問状では、マス目をつけて文字数を制限することをおすすめします。中には長文で回答する先生もいるのですが、スペースが限られており全文を載せることができないケースも出てくるからです。
広報担当の先生がいれば、期日を伝えることでその日までに質問状を回収してくれますが、いない場合は広報部が期日までに回収しなければなりません。担当の先生がいない・不在がちという場合は「こちらに入れておいてください」というファイルなりボックスなりを職員室に置かせてもらうといいでしょう。
まとめ
先生紹介について、まとめてみました。ぜひ工夫をこらした素敵なページを作ってください。私はセンスがないのでひたすらCanvaのテンプレートに写真をはめていきました。
広報誌の作り方については、いくつか本を参考にしましたが、こちらが初心者向けに詳しく説明されていたのでとても役立ちました。PTA広報誌について、ネットではなく本での情報を探している方はチェックしてみてください。