尾道といえば、歴史情緒あふれる町並みや瀬戸内海を臨む港町としてとても人気な観光地。そこで毎年春に開催されているのが「尾道みなと祭り」です。
目次
尾道みなと祭りとはどんなお祭り?
尾道みなと祭りとは、毎年30万人以上が集まる尾道最大の祭りです。
尾道は、江戸時代に町奉行・平山角左衛門によって尾道港が開港され、港町として成長していきました。この功績をたたえ、そして尾道のさらなる発展を願って1935年より尾道みなと祭りは開催されています。以前はパレードや歌謡ショーのほか海に関するイベントが催される祭りでしたが、2002年の尾道駅前再開発をきっかけに、駅前をメイン会場とした若者参加型の祭りとなりました。
現在では、創作ダンス「ええじゃんSANSA・がり」を中心とした、港町の伝統と文化を感じる祭りです。
子供と一緒に楽しめるおすすめイベントは?
祭り会場は尾道駅前港湾緑地・海岸通り・市役所周辺です。全体が約2㎞圏内に収まっており、大体徒歩30分程度で回ることができます。それぞれの場所で多彩なイベントが行われますが、その中でも子供と楽しめるおすすめイベントをご紹介しましょう。
伝統芸能とダンスの融合「ええじゃんSANSA・がり」
まずなんといっても、祭りのメインイベント「ええじゃんSANSA・がり」。尾道伝統の三味線楽曲「正調三下がり」を現代風にアレンジしたものをテーマソングとした創作ダンスです。
毎年5000人を超す参加者が、創意工夫を凝らしたダンスを海岸通りでパレードしたりや駅前会場のメインステージで披露します。各団体が華やかな衣装をまとい、ダンスを披露する様子は大変な盛り上がりです。また、一般・グランプリ部門、幼児・小学校・中学校の部門の表彰もあるのでさらに熱が入ります。子供にとって、年の近い子供たちが一生懸命踊っている姿はとても興味深いことでしょう。もしかしたら知っているお友達が参加しているかもしれません。ぜひ、近くでその熱気を感じてみてください。
尾道水道を海上から堪能 「体験航海」
毎年大人気の体験航海。いつもは海で海難救助や犯罪捜査などに従事している、尾道海上保安部の巡視艇に特別に乗ることができます。航海ルートはおのみち海の駅~因島大橋方面で、約50分の体験航海となっています。しかし、こちらは事前申し込みが必要で、締め切りは3月半ば。
でも大丈夫。当日申込みOKの体験航海もあります! 尾道海技学院教習艇の体験乗船会は事前の申し込み不要・当日受付により参加が可能です。巡視艇より小型の船にはなりますが、潮風を浴びながら尾道水道を十分堪能できます。
普段乗ることのできない船から見る景色は、特別な思い出になるでしょう。
他にもある!みなと祭りおすすめのイベント
祭りの開催時期が5月5日のこどもの日に近いため、毎年子供たちの手形を用いたこいのぼりづくりが行われています。祭りの思い出だけでなく、子供の成長も感じられる作品となり人気イベントのひとつです。
2014年と2016年には東京ディズニーリゾートスペシャルパレードが行われ、地元でミッキー達に会えるとあって子供たちは大興奮でした。
ほかにも、広島県警察音楽隊パレードや全国から集合したゆるキャラたちとの写真撮影会、子供に大人気のふわふわドーム、実際に触れ合うことのできる移動動物園、熱気球無料乗船体験など趣向をこらしたイベントが行われてきていますが、イベント詳細は随時発表されるので、こまめに公式ホームページをチェックしましょう。

子供のお世話スペースはある?
魅力的なイベントがたくさんあって、子供と一緒に参加したいと思っていても、気になるのが子供のお世話スペースですよね。
会場にはおむつ替え・授乳スペース用のテント型ベビールームが複数設置されています。きちんと囲いで仕切られてあり、ボランティアスタッフも常駐しているので安心です。
また、祭り当日の4月下旬は気温が20度を超える日が多くなり、最高気温が25度以上となる日もあるため、熱中症や日焼けが心配です。模擬店やイベントスペースのほとんどはテントが設置されてあり、アーケード商店街もあるので、休憩しながら楽しみましょう。
駐車場はある?おすすめの会場へのアクセス方法
祭りのメイン会場となる尾道駅周辺にはコインパーキングがたくさんあります。さらに、近隣の小中学校が無料駐車場となり、会場まで無料シャトルバスが運行されるので車で行けないことはありませんが、祭り当日はパレードが行われたり、歩行者天国が敷かれるため会場周辺は交通規制がかけられ、渋滞必至です。
渋滞でイライラしたくないなら、JR山陽本線を使って尾道駅から会場に向かうことをおすすめします。
まとめ
尾道の港町としての魅力あふれるイベント盛りだくさんの尾道みなと祭り。今年はどのようなイベントが行われるのか、今からとても楽しみです。尾道の伝統と文化に触れながら、子供との思い出作りに足を運んでみてはいかがでしょうか。
執筆:ネコ・チヒロ
たくさんの屋台や瀬戸内の名産などもたくさん売られます♪
おいしいものを食べるのも、お祭りの楽しみですよね~