新年度目前ですね。保育所デビューするお子さんをお持ちの保護者の方も多いと思います。しかし、例年春になると話題となるのが「役員」問題です。今回は、保護者会会長の経験を通じて知った役員の役割を紹介し、保育所で役員をするメリットについて考えてみたいと思います!
目次
保育所の役員の役割にはどんなものがあるの?

保育所の保護者組織は、保育所の活動を金銭面と労力でサポートすることと、保護者同士の親睦を図ることが主な目的です。
保育所によって違いはありますが、運動会当日の用具の出し入れの手伝い、夏祭りのゲームコーナー、子どもたちの1年間の成長をまとめたアルバム作成などを保護者組織が担っています。役員はその企画・実行要員というわけです。
わが子が通った保育所では、子どもたちの発表会のときに、役員も出し物をするのが恒例。だいたい年長さんの保護者たちがリーダーとなって内容を決め、何度も集まって台本を書いたり衣装を用意したり、役員総出でワイワイやりながら、妖怪体操だのオフロスキーだのを披露しました。これが結構サークルっぽいノリで楽しかったのはいい思い出です。
別の保育所では、夏祭りのバザーや売店が重要な任務で、焼きそば用の鉄板のレンタルから食材の仕入れ、当日の運営販売の全てを仕切るそうです。
先生が綿密に計画してくれて役員はお手伝いに行くだけという場合から、全部役員任せというパターンまでいろいろなので、役員をするなら同じ保育所の保護者から話を聞いておくといいですね。
会長は行事での挨拶や、他の保育所との交流も

一般役員なら、任せられた仕事をこなせばOKですが、保護者組織の会長となると少し話は別。入所式や運動会などで、保護者代表として挨拶したり、退所式などでは来賓の方のご接待役を務めたり、ちょっとプレッシャーのある役割となります。
また、福山市には保育所版のPTA連合会のような組織があり、会長はそこへ出向いて保育所同士の交流を図る役目もあるのです。
どの組織でも「会長」となるとなかなか大変ですが、誰かが引き受けてくれるからこそ会が成立しています。会長にはぜひ、ありがとう、とか、おつかれさま、とか声を掛けてあげてください。独りじゃないって思えるだけで、会長の仕事はぐんとやりやすくなるんですよ。
保育所の役員をして得られる4つのメリット

基本的にみんな仕事を持っていて忙しい保育所の保護者達。小さな子を育てながら働く保護者が、貴重な時間を割いてまで役員をするメリットってあるんでしょうか?はい。ずばり、あります。
メリットその1:他の保護者と話す機会ができる
保育所では朝もお迎えの時間もバラバラで、滅多に会えない保護者の方も多いのですが、役員の仕事を通して話す機会が増え、仲良くなれることもあります。特に、先輩ママから聞ける小学校情報や地域情報は超貴重ですよ。
メリットその2:先生たちと話す機会が増える
役員仕事は面倒かもしれませんが、先生たちとのコミュニケーションが増えれば、子どものちょっとした変化もお互いに伝えやすくなります。結果的に子どもにとって◎なのです。
メリットその3:保育所の様子がよくわかる
地域の方にこれだけお世話になっているのだな、とか、先生はこんなにいろんなことをやって下さっているのだな、とか、役員をするとそれまで知らなかった保育所の様子も見えてきます。
メリットその4:それは…
いろいろメリットがあるのですが、一番のメリットは「わが子が嬉しそうにしている顔を見られる」ことかも。普段は保育所にいない保護者が行事の手伝いをしている様子を見ると、お友達も一緒にニコニコして「何しょーるん?」と興味津々。そんなに喜んでくれるなら、頑張っちゃうよ! 親の原動力って、子どもの笑顔だなとつくづく思います。
まとめ
役員。それは、人生経験の場。
役員。それは、人脈を広げるチャンス。
役員をやってみると、世の中はこんな仕組みで動いてたのか! ということに気づきます。
時間はまあまあ取られますが、悪いことばっかりじゃありません。どうせやるなら、楽しんだもん勝ちでしょ?
アナタも今度、役員デビューしてみませんか?
執筆:おぱびにあ