無料のグループウエアとしてPTAを始めとする様々な組織に愛用されていたサイボウズLiveですが、2019年4月15日でサービスが終了します。
サイボウズ Live の終了に合わせ、データのエクスポートもできるようになっています。このデータを引き継げる最適な乗り換え先はどこなのでしょうか?
目次
本命はZoho Connect

個人的にはZoho Connectが本命になるかと思います。理由は、
- サイボウズ LIVE にあった機能がほとんどついていること。
- サイボウズ LIVE からエクスポートしたデータを、そのままインポートできること。
Zoho Connectは無料で使えるグループウエア。期間制限・人数制限なしで使える上に、カレンダー・タスク・チャット・ストレージ・ExcelやWordみたいなツールもついている上、ダウンロードする際にExcel・Wordへの変換も可能という、Googleにも引けを取らない大変便利なツールなのです。Googleとの違いはサイボウズLiveのインポート機能くらい?
無料版は15グループまでという制限がつきますが、有料版にしても100ユーザーまでのプランで1人1,200円/年とリーズナブル。
GoogleやDropboxやBoxなど他社のアプリとも連携することができます。
ただし、スマホで使うにはアプリのインストールが必要です。
チャットワーク VS Slack
グループウエアとしても使えるものとして、オンラインチャットがあります。体感としては「チャットワーク」と「Slack」がよく使われているように思います。
どちらか一つしか使えないわけではないので、別に両方使ってもいいのですが、どちらとも使っている私の感想を簡単にご紹介します。スペックや機能的なことについては触れません。

チャットワークのいいところ
- 無料で使える
- 直感的に使える
- スマホでもブラウザログインが可能
チャットワークのあちゃーなところ
- 無料だとチャットルームの利用に上限がある(累計14まで)
- 無料だと通話は一対一でのみ
- 無料だと広告が出る
- アカウント作るのがけっこう大変(画像認証とか)

Slackのいいところ
- 無料でも広告が出ない
- 1つのアカウントを作成するのではなく、ワークスペースごとに作成できるので、無料のまま複数のワークスペースを作ることができるし、所属することもできる
- 他社のアプリを追加して機能をカスタマイズできる
- ログインしている人がわかる
Slackのあちゃーなところ
- 無料だと通話は一対一でのみ
- スマホで使うにはアプリが必要
まあ、チャットツールは正直どちらでもよいと思います。使い勝手のいいほうをお使いください。機能面も使い心地もどっちも似たような感じです。
チャットワークのサイボウズLiveインポート機能、どうなった?
チャットワークはサイボウズLiveのデータインポート機能のリリースを予定している、と表明していたのですが、どうなったんでしょうね。
いまだに沈黙を守っています。サイボウズLive終了が発表されて時間がたつので、すでにサイボウズLiveユーザーは乗り換え先を見つけ、引っ越しちゃっている可能性が高いのですが…。
サイボウズLiveをそのまま使いたい!

サイボウズLiveの乗り換えなんて面倒、サイボウズが大好きだ! というグループにはサイボウズofficeがあります。有料なのですが、NPO法人、PTA・サークル・自治会といった任意団体・非営利型一般社団法人には「チーム応援ライセンス」として9,900円(税抜)、学校法人や認可保育園、官公庁、自治体、独立行政法人、公益法人、社会福祉法人などにはアカデミック・ガバメントライセンスとして通常価格の60%で利用ができます。
運用費用が出せる組織なら、有料に乗り換えるのもアリです。
