「偉人伝」は読書感想文が書きやすい! 小中学生におすすめの偉人

こちらでも紹介しましたが、読書感想文は「この本を読んでどんな教訓を得たのか」を書くものです。
フィクションもいいけど教訓なら実在の人物のリアル物語もいいよね!
ということで、感想文が書きやすいドラマティックな人生を送った偉人さんをご紹介。wiki見て書くんじゃなくてちゃんと本読んでね!

悲愴な運命はテンペストを経て歓喜に! ベートーベン

ジャジャジャジャーン♪ の出だしが超有名な「運命」や年末の風物詩「第九」、電話の保留音でもおなじみの「エリーゼのために」など、クラシックなんて興味がない人でもその名前は知っているというベートーベン。1770年生まれ、1827年没。享年56歳です。
教訓ポイントは、聴力を失いながら作曲を続けたところでしょう。一度は自殺を考え遺書も書きましたが、この遺書はむしろ今までの自分の決別する意思表明でありました。また当時の音楽家は貴族に雇用されるのが一般的でしたが、ベートーベンは自分で演奏活動をすることはもちろん、ピアノの先生をしたり、自分の作った曲を出版社に持ち込み楽譜の印税で生活をしたり、という「雇用に頼らない新しい働き方」をした初の音楽家でもありました。んー、現代の日本に通じるものがありますね?
ベートーベンがなぜ聴力を失ったのかについては諸説ありますが、当時のワインは酸っぱく、酸味を和らげるために添加されていた鉛による中毒なのではないか、というのが現在の通説。実際、遺髪から鉛が検出されていますし、ベートーベンはワインが好物でした。

ベートーベンといえば波乱万丈の人生の持ち主ですが、波乱万丈の運命は彼の死後も彼につきまといます。
当時のヨーロッパは、形見分けとして遺髪をもらうことがありました。ベートーベンの遺髪も音楽家を志す一人の少年に手渡され…戦争と動乱の時代を経て今はアメリカにあります。
この遺髪を巡る物語もかなり波乱万丈ですが、小学生向けの本はないのが残念…。

ベートーベンだけではなく、「野口英世」「キュリー夫人」「マザー・テレサ」あたりも鉄板ですね。小学生向けに読みやすくしてある本がたくさんありますので、ぜひ手に取ってみてください。

「外交官」杉原千畝

小見出しが某ドラマのタイトルのようになってしまった…。
ナチスによる弾圧から6,000人ものユダヤ人を救った日本人外交官・杉原千畝。この行いから杉原は「人道の人」と称えられることになります。当時の日本はドイツと同盟国であり、杉原の行動は同盟国を裏切るものでした。杉原は、日本の外交官であり、国を思う心が強い人でした。その杉原はなぜ国の指示に従わず、ビザを発給することにしたのでしょうか?
葛藤の中、多くの人を救った行動は、小学生の心にも響くはず
終戦から70年以上たち、戦争の記憶はすでに遠くなっています。小学生にとっては完全に歴史の中の一ページ。杉原のエピソードをきっかけに、戦争について知ってほしいと思います。いい・悪いなどは別にして、知っておくことは大切です。

杉原千畝の本はたくさんありますが、ご紹介するこちらの本は夫人である幸子さんと、息子さんである弘樹さんが著者になっています。

 戦国最強のフリーター! 水野勝成

福山市民なら誰でも知っている、福山藩の初代藩主、水野勝成。市民には水野の殿様と呼ばれていま…いませんか?
この水野の殿様、実は戦国最強のフリーターというとんでもない経歴の持ち主でもあるのです。

もともとは三河(今の愛知)の出身で、徳川家康のイトコ。イトコなんですが、家康は1543年生まれに対し勝成は1564年生まれなので、20歳くらい年齢が違います。
家康の身内なので初めは徳川方として活躍し、織田信長から書状をもらったり「天正壬午の乱」「小牧・長久手の戦い」でも大活躍。腕っぷしが強いヤンチャ者だったようで、父ちゃんの部下と喧嘩し殺してしまいます。この件で激怒した父ちゃんから「出ていけ!」と家から叩き出されるハメに。しかも「こいつ雇ったやつは水野家の敵だからな!」という条件つき。
ここから勝成のフリーター生活が始まります。

まずは大阪の秀吉のもとへ。しかし何かやらかしたようで、すぐに九州方面に行き、佐々成政に雇われるものの、これまたすぐに辞めて、立花宗茂、黒田孝高などのもとを渡り歩きます。どこにいってもそれなりの高額報酬で雇ってもらえるので、実力はあるようですが、どうにもどこへ行ってもヤンチャな気質が仇を成したようで。
そうこうしているうちに秀吉が亡くなったので、勝成は徳川方に戻るものの、いまだ勘当中なので勝手に門番などをしていました。それに気付いた家康が水野の父ちゃんと無理やり仲直りさせて勘当を解除。勝成は関ヶ原や大阪の陣でも大活躍をします。勝成のフリーター生活は実に15年に及びました。

家康が幕府を開いた後は例の「5万石って2回言ったよね? 合計10万石ってことよね?」というやり取りをして(ほんまか)、家康から福山藩を10万石に倍増してもらって藩主で落ち…つかず、75歳にして島原の乱に駆けつけるヤンチャぶり。戦と聞くと血が騒いでしまうタイプだったんですね…。
とはいえ、藩主としては優秀で、治水工事やや上水道の整備、イグサの栽培などを行いました。瀬戸池、服部大池、春日池も勝成の指示で作られたもの。いずれも現役ですね。

アマゾンには取り扱いがほとんどないんですけど、福山市の図書館には水野勝成の本がたくさんあります。「福山の歴史-放浪の大名 水野勝成 上下巻合冊版」はマンガ形式なので読みやすいかも(マンガを感想文にしていいかどうか別として…)。

司書の人に「小学生でも読める水野勝成の本を探しています」と言うと、探してくれるよ!

「別に伝記じゃなくてもいいし」という人には小説もあります。N〇Kさん、大河ドラマにいかがですか?

伝記の感想文の書き方

まずは「なぜこの人を選んだのか」を書きます。数行でね。

次に偉人の説明を。全体の4分の1程度までが目安です。

その偉人の生き方をどう思ったか? 例)耳が聞こえなくなっても音楽の道を諦めない姿に感動した。

具体例を挙げてもう少し詳しく感想を書きます。例)一度は自殺を考えて遺書まで書いたのに思い直した点をすごいと思った。そしてその通り、遺書を書いたあとにたくさんの名曲を残した。障害にめげず努力を続ける姿はすごい、真似できない、尊敬する。なぜ真似できないのか自分のエピソードを交えると、偉人のすごさが際立つ上に文字数が伸ばせるのでおすすめ。←だいたいの伝記はこの展開で書けます。

読書感想にそなえよう! 読書記録ノートの作り方とおすすめ読書ノート

2019年6月18日

 まとめ

偉人の伝記は図書館にもたくさんあるので、選びやすい題材でもあります。また小学生向けに易しい文章で書いたものも多いので、読みやすいというメリットも。

興味のある人、自分と何かかかわりのある人を選ぶと共感しやすいですね。

健闘を祈る!

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