2020年から変わる大学入試。
長らく暗記力を試される試験内容でしたが、2020年からは持っている知識を活用する内容に変わります。求められるのは、自分の考えを理路整然と的確に、説得力を持って伝えられる能力。
相手に的確に伝える能力といえば作文の能力です。
なぜ作文の力が必要なのかと、子どもだけでなく大人も文章能力が低下している理由については、こちらで詳しくご紹介しています。
参考:読書感想文が1時間で完成! 現役ライターの書き方をご紹介
作文は教科の勉強とは違った能力です。テストでいい点を取れる子が必ずしも上手に作文を書けるわけではありません。作文もトレーニングが必要な能力です。そして作文は中学受験はもとより、高校入試、大学入試でも「小論文」として求められる力なので、持っていて損はしません。
また、ちょっとトレーニングをしたら身につくタイプではなく、筋トレのごとく時間をかけた地道なトレーニンが必要な能力です。
そこで、効率的に作文能力を鍛えられる通信教育をご紹介しましょう。
作文といえば! ブンブンどりむ
作文専用講座ともいえるブンブンどりむ。他の教科は一切なく、作文作成にのみ特化しています。それも物語文だけではなく日記、説明文、新聞などあらゆるジャンルを題材にしているので、どんな内容の作文だってバッチコイになりますよー。みんな大嫌い読書感想文だってスイスイ書けるようになります。もう宿題の作文がいつまでも残らない!
月2回の添削問題提出でしっかり実力を養成するので、受講生の8割が「作文が書けるようになった」と実感している文章作成力構成講座です。
5・6年生から! Z会小学生コース専科作文
Z会にも作文コースがありまして。オプションですが、本科を受講していなくても受講することができます。月に1度教材が届き、添削問題を提出するタイプ。中学受験の作文対策にもなります。
会員でなくてもOK! 進研ゼミ作文・表現力講座
進研ゼミ小学生講座にあるオプションコースですが、小学生講座の受講生でなくても受講可能。4~6年生から受講できます。
2ヵ月に一回教材が届き、ドリルに取り組んだあと添削問題を提出します。小学生講座の受講生は割引があります。
まとめ
こうしてみると、作文の添削系はちょっとお高い感じがします。一人一人に添削をして返すのでしかたないでしょうか。
ただ、作文は添削をしてもらわないと正しく情報を伝える能力を育てることができません。また、言語能力は時間をかけて培うタイプの能力なので、小学生のうちから対策をしておくことが大切です。
さらに、書く(=アウトプット)ためには自分の中にたくさんの知識が必要です(=インプット)。記述式は自分の考えを述べなければならないので、自分の中がからっぽだと何も書けません。
小学生のうちからしっかり活字を読む習慣をつけておくと、知識だけでなく語彙や言い回しなど、自分の中に記述に関する引き出しが増えていきますよ。
好きな本ならなんでもいいと思うのですが、とりあえずなんも思い浮かばないわ―、という人は入試に出やすい名作などはいかがでしょうか。