広報誌をエクセルで作るとレイアウトが崩れる! そんな時はCanvaが使える!




小学校や子供会、広報誌を作らなくてはならないシーンはいろいろありますが、業者に依頼せず素人の役員が手作りするならワード、エクセルが定番でしょうか。かくいう私も広報担当の経験がありますが、担当者別に仕上がってきたエクセルは、各家庭のバージョン違いでレイアウト崩れも甚だしい。画像のコピペがものすっごく大変。眼精疲労による吐き気と印刷所の納期に間に合うのかというストレスで、ふらっふらになりました。

そんな時はDTPソフトに頼りたいものです。定番のイラストレーターやインデザインなわけですが、素人に簡単に扱えるかというとそうでもないような…それに高い。
そこで、探してみました。使えるツールを。

ありましたよ。
特に自由なレイアウトよりも、多少の不自由さはガマンしてもいいという画像多めの広報誌を作成する団体向けです。

まえがき長いわ!

Canvaってなーに?

Canvaは、オーストラリア発のグラフィックデザインツール。全世界で1,000万人以上のユーザーがおり、2017年に日本に上陸しました。

何するツールかというと、「画像を作る」ツールです。

このようによく使われる画像のサイズがあらかじめ決まっているので、ここに各種ツールを使って画像や文字を配置、最終的にjpgやpng、印刷するならpdfなどにしてダウンロード。

何が素晴らしいって、

  • 無料
  • オンラインツール(ブラウザで操作)なので誰のパソコンからでも使える
  • 知識不要!直感的に使える
  • 誰が作ってもかっこいい仕上がり
  • テンプレート豊富

この5点。
また共通のアカウントを作っておけば、データの引き継ぎも容易です。日本の団体の広報誌作成にもうってつけ!
ありがとうCanva!

試しに広報誌を作ってみましょう

あじさいの写真切れてしまった…。

適当すぎますが、いかがでしょうか。5分で作りましたよ。
文字が少なく行事の写真を多く掲載するタイプの広報誌なら十分だと思うのです。もう少し凝れば見栄えはよくなるかと。

ひとつひとつ画像を配置してもいいのですが、Canvaにはたくさんのテンプレートがあります。

これなんて卒アルなんかの表紙にいかがですか? 既存のテンプレートです。写真の入れ替えはもちろん、フォントカラーや字体の変更OK。

卒業アルバムなんて「表表紙・裏表紙・中身」まで同じ製作者が作ったテンプレート一式そろっているものもあるので、雰囲気が統一できます。ああなんてすばらしい。

写真の切り貼りが大変で広報担当者泣かせの「先生/スタッフ紹介」にもテンプレートがありますよ。もうちまちま画像を切ったり貼ったりしなくてOKなのです!

このように、テンプレートがいっぱいそろっていてレイアウトを自分で考えなくてもいいのがCanvaのおそるべき、いや便利な点。広報誌作りとかボランティアですもの、こういう便利ツールを使って時間とコストを節約しなくては!

ムトウ
この場合のコストって目の体力ですねぇ~

慣れ親しんだワードやエクセルの飾り文字を使いたい

Canvaは画像の加工はある程度できますが、飾り文字はできないみたいです。そんな時はワードやエクセルで文字を作ったり、写真を加工したものを「webページで保存」にし、画像として保存でいけます。面倒だけど、この方法が画像が一番きれいに保存できます。サイズやファイルの形式を変えたい時はペイントにコピペして保存します。
これをCanvaにアップロードすればOK。なお、ここで保存された画像は「背景が白い」画像になるので、Canvaに載せるとこんな感じになります。

ハンバーガーどーん。

これは背景を透過処理してくれるサイトで背景を透過すればOK。「画像 透過」で検索すればいっぱい出てきますが、サイトによってはpngしか対応していない、ということもあるので、使うサイトに応じた形式で保存してください。
複雑な図形などは透過処理してもきれいに抜けないことがあります。

ワードやエクセルに添付してある画像を使いたい

これも裏技的なものなので、使えない場合もあるみたいですが、ワードやエクセルに貼り付けてある写真を画像として使いたい場合は、ワードやエクセルの拡張子をファイル名はそのままに「.zip」に変更することでいけます。
拡張子を変えようとすると「ほんとにいいの?」と聞いてきますが、OKです。不安な場合はファイルのコピー取って操作しましょう。
このzipファイルを開けると、中に「media」というフォルダがあります。この中にファイルの中に貼り付けてあった画像が収納されています。

まとめ

エクセル・ワードでの広報誌作りに悩んでいた担当のみなさん、Canvaはいかがですか?
私はこれで編集が楽になりましたよ~

ちなみにCanvaの中のかわいいフォント、たまに文字化けすることがありますのでご注意を。