2018年1月、地震の専門家が大阪北部、京都府南部の地震の可能性が高まっていると見解を述べていました(産経新聞1月29日)
2018年6月、実際に大阪北部で大きな地震がありました。
同記事内ではほかに山崎断層、和歌山にも言及しています。
和歌山県沖ということなら、南海トラフの可能性もあります。江戸時代以降3度の南海トラフ地震が発生し、いずれも大被害をもたらしました。ひとつの地震が南海トラフを刺激し、複数の場所で同時多発的に地震が発生するのが南海トラフ地震の恐ろしいところ。
今回は東日本大震災を経験した私の友人が教えてくれた「これは用意しておいたほうがいい」というものをご紹介します。
東日本大震災の避難生活で特に役立ったもの
- 灯油、車のガソリン&携帯の充電は余裕を持つ
- 車用の携帯充電器と、乾電池で充電できる充電器
- お風呂のお湯はためておき、なるべく空の状態にはしない
- 石油ストーブ
- カセットコンロ&ガスボンベ
- あれば空のペットボトル(水汲み用)
- ガーデニング用のソーラーライト(懐中電灯より便利)
- おでこにベルトで付ける、手元を照らすライト
- メイク落としシート、汗ふきシート、マウスウォッシュ、制汗スプレーなど
- 紙皿、紙コップ、割り箸
- トイレットペーパーたくさん
- 現金
- 生理用品
カセットコンロとガスボンベ、飲食用に使い捨て出来る道具、メイク落としや汗ふきシート、生理用品などはなんとなくわかりますが、さすがだなと思ったのは
- ガーデニング用のソーラーライト
- おでこにベルトで付ける、手元を照らすライト
この2点はきっと避難セットにも入っていないだろうから、買い足しておいてもいいかもしれません。
また「風呂の湯は捨てない」は友人も助言していますが、ネット上でのアドバイスでも必ず登場するもの。断水するとトイレが流せず悲惨なことになるので、風呂の水はためておいたほうがいいとのことです。
入れておいたほうがいい防災アプリ
格安スマホが普及してきていますが、一部の機種では緊急地震速報やエリアメール、Jアラート受信に対応しておらず、届きません。でも大丈夫、OSのバージョンアップや防災アプリを入れることで対応可能です。
Yahoo!防災速報
キャリアのスマホと変わらないスピードで情報を流してくれるのがYahoo!防災速報。周辺の避難所や用意しておきたい避難グッズなど、災害時に役立つ情報が満載です。
goo防災マップ
国土交通省が提供する避難所や公共施設、病院、公衆電話データを地図上に表示するアプリ。地図の中心から3kmを保存できる機能がついており、オフラインになっても地図の確認が可能です。自宅や職場などの地図を保存しておけば、ネットが使えない状況になっても安心です。
ライト&ブザーアプリ
スマホのライトをつけるアプリ、ブザーを鳴らすアプリはトップページにアイコンを設置。起動後ワンタップで使えるシンプルなものがおすすめです。
安否確認はSNSがおすすめ
震災後は電話やメールがつながりにくく、ネットのほうがつながりやすい傾向があります。安否確認はLINEやツイッター、フェイスブックなどのSNSを使うのがおすすめ。家族や職場、友人などのアカウントやIDは交換しておいたほうが、いざというときに役立ちます。ちなみにLINEは東日本大震災をきっかけに誕生したのだとか。もともとは写真共有アプリを考えていたのだそうですが、震災で多くの人が連絡が取れずに困っているのを見て、4月からメッセージアプリ開発を始め6月にリリース。大急ぎでやったんですね。
まとめ:備えあれば憂いなし
たとえば、避難セットを用意しておく。お風呂のお湯を捨てない。乾電池をたくさん用意しておく。充電器を用意しておく。
普段の暮らしには必要ないことばかりですが、こうした心がけが地震大国に生きる私たちには求められていることではないでしょうか。
最近は西日本も「このへん地震が少ないからさー」と、東日本の地震速報を他人事のように眺めていることができなくなってきていると思います。西日本は台風・水害への備えはそこそこできていても、地震への備えができていません。意識も低いです。このあたりは、地震の多いエリアの人たちの防災意識を学ぶべきだと感じます。