夏休みの宿題に「自由研究」というものがあります。「まあ、そのうちに」とか言っている間に夏休みは通り過ぎ、あれ、提出まであと〇日しかなくない!?
夏休み終了間際、カウントダウンに突入していても間に合う自由研究のやり方です。
知ってる? 自由研究のバリエーション
何をやってもいい自由研究。あちこちで特集が組まれていますし、ネット検索すればやり方はいくらでもヒットします。別に目新しさがなくてもいいのです、もう、出せれば。
自由研究には4つのジャンルがあり、それぞれに向いているまとめ方があります。
実験 | 例:電気を通す食べ物調べ | 1枚の紙にまとめる |
観察 | 例:昆虫・植物・気象の観察など | 観察日記をつける |
工作 | 例:貯金箱作り | 工程を写真に撮る |
調査 | 例:野菜の種調べ スーパーの陳列棚の仕組みなど |
スケッチブックにまとめる |
以上の点から、「提出期限が近い」人には実験または工作がおすすめ。観察と調査は時間がかかりますので、まとめるのが簡単なほうを選びましょう。あ、でも絵が得意な人は調査でもOKです。
おすすめ工作 紙コップで作るロケット
紙コップを2つ用意し、一方に輪ゴムを十の字にかけ、もう一方に差し込んで飛ばすというもの。
飛ばす方の紙コップにロケットやうさぎなどの装飾をつけるとGood。
輪ゴムの太さや長さを変えて、飛距離を比較してみよう。
いるもの
- 紙コップ2つ
- 輪ゴム
- はさみ
作り方
- 紙コップ2つのうちの1つの飲み口に四等分になるように印をつけます。
印をつけたら好きにデコりましょう。 - デコり終わったら、印をつけた部分に1cmほど切り込みを入れ、隣同士に輪ゴムをかけます。
- 輪ゴムをクロスさせ、反対側に切り込みにかけます。
- 残ったもう一つの紙コップに差し込んで、手を離すと勢いよく飛びます。
紙コップロケットのまとめ方
- 作ろうと思ったきっかけ
- 作ろうとしたもの
- 用意したもの
- 作り方(手順・工夫などを写真を使って説明)
- わかったこと
- こうすればよかったと思うこと
- 参考にした本・サイトなど(あれば)
以上の項目を写真を使いつつ「見やすさ」を意識してまとめるといいでしょう。
おすすめ実験 熱の伝わり方を調べよう
素材の違うコップにお湯を注ぎ、サーモラベル(温度がわかるシール)でコップ表面の温度の上がり方を調べる実験です。お湯を使うので大人の人と一緒に実験しよう。
いるもの
- サーモラベル(なければ手で触って確認)
- 素材の違うコップ3~5種類
- ストップウォッチ(なければ時計でも)
サーモラベルはこういうものです。わりと性能がいいですが、貼り直すと正確に温度が測れなくなるので実験の際は慎重に。
やり方
- コップにサーモラベルを貼ります。
- お湯を沸かしてサーモラベルを貼ったコップに注ごう。お湯はサーモラベルの上限より高くすると実験にならないから注意してね。
- サーモラベルに現れた温度を記録しよう。
- 注いでから5分後、10分後、20分後の温度を記録しよう。
熱の伝わり方実験のまとめ方
- 研究のきっかけ
- 実験で調べたいこと
- 予想
- 用意したもの
- 実験の方法
- 実験の結果
- わかったこと、こうすればよかったこと
- 参考にした本・サイトなど(あれば)
実験は1枚の紙にまとめると見やすくなります。いきなり大きな紙に書くのではなく、小さな紙に構成案を作ってみてからにしましょう。
線が入っていない模造紙や画用紙を使う時は、文字がずれたりしないよう鉛筆で薄くガイド線を引いて書くと、きちんと書くことができます。文字は鉛筆で下書きして、フェルトペンなどで清書します。
まとめ
実験も工作も過程を写真に収めることで、ノートや紙面に華やかさをプラスでき、かつスペースを埋めることができます。逆に写真がないとイラストを多用することになり、絵が苦手なお子さんは苦労することになります。写真をうまく使って見ごたえのある自由研究を作りましょう!
おすすめ自由研究書籍&サイト
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