スーパーで菜の花を見かけると、つい買ってしまいます。菜の花やたらの芽などの春野菜には、冬の間に体に溜まった老廃物をデトックスしてくれる働きがあるのです。菜の花のつぼみの中には、これから花を咲かせるための栄養分がたっぷり。美味しく菜の花を食べて、体の中からスッキリきれいになりましょう。
菜の花のデトックス成分とは?
春野菜にはほのかな苦みがありますが、これは「植物性アルカロイド」によるもの。この成分は腎臓のろ過機能を高めて、体の新陳代謝を高めてくれる働きがあります。菜の花には肝臓の解毒作用を高める「硫黄化合物イソチオシアネート」や、食物繊維、カリウムも豊富。体の中に溜まった老廃物を排出してくれる働きに優れた野菜なのです。そのうえ、ビタミンCやβカロテンなどに加えて、妊婦さんに嬉しい葉酸やカルシウム、鉄分も豊富に含まれています。2月から3月の旬の季節には、積極的に摂りたいですね。
菜の花の食べ方は?
菜の花はさっと茹でて、おひたしやからしあえで食べるという方が多いと思います。菜の花に含まれるビタミンCは水溶性なので茹ですぎないように注意しましょう。また、βカロテンは油と一緒に摂ると吸収率がアップします。炒め物や揚げ物にするのもおいしいですよ!
菜の花を使ったおすすめレシピ
菜の花の茹で方
菜の花は茎の部分とつぼみのある方の半分に切っておきます。鍋にお湯を沸かしたら塩を少し入れ、茎の部分から茹で始めます。茎をいれて30秒経ったら、つぼみのある方を入れ、色が鮮やかになったら火を止めてざるにあげます。水気を切ってから醤油を少し回しかけて軽く絞ります。(醤油をかけてしぼると水っぽくなくなります)食べやすい大きさに切ってストックしておくといろいろに使えます。
菜の花のからしあえ
醤油にチューブのからしをお好みの量といておきます。茹でた菜の花を入れて軽く混ぜ合わせ、器に盛ったらお好みですりごまをかけていただきます。
菜の花のおひたし
茹でた菜の花を白だしに20分ほど浸しておきます。味がなじんだら汁ごと器に盛ってかつおぶしをのせます。
菜の花のサラダ
茹でた菜の花を、茹でキャベツやニンジンなどの野菜と一緒に盛り合わせます。マヨネーズや胡麻ドレッシングなど、油を使ったドレッシングで食べると栄養の吸収率が高まるのでおすすめです。
菜の花とベーコンの炒めもの
菜の花とベーコンは食べやすい大きさに切っておきます。にんにくは薄切りに。フライパンに油を熱し、にんにくを入れて香りが出たら、ベーコンと菜の花を入れ、塩コショウで味を調えて、最後に醤油を少し回しかけます。お弁当のおかずにもいいですよ。
菜の花のパスタ
菜の花はエビやあさり、ツナなどの魚介類とも相性よし。オリーブオイルでお好みの魚介類や薄切りの玉ねぎと一緒に炒めたら、生クリームを入れてさっと煮たて、茹でたパスタをからめて塩コショウで味を調えます。
まとめ
レシピというには少しいい加減なレシピかもしれませんが、菜の花は意外とどんな料理に使ってもなじんでくれる食材です。我が家では煮物の彩りにも、野菜炒めや味噌汁などにもポンポン入れてしまいます。短い旬の間に、菜の花の味を楽しんでくださいね。
執筆:chococakes
参考:
https://www.nichireifoods.co.jp/media/1510/
https://tabemono-news.com/1856.htm
https://www.kewpie.co.jp/yasai/nanohana/index.html
https://cookpad.com/