国立一貫校でも高校進学時にはお金がかかる! 【広大附属福山編】




保護者のみなさま、お子さまの進級・進学おめでとうございます。いやしかし、進学って物入りですね。広大附属福山は国立中高一貫校だからと油断していたテキトー母さん、高校進学に結構お金がかかってびっくり仰天でした。今回は、広大附属福山で実際にかかった費用をレポートします!

内部進学者は受験なし! でも、受験料は必要

中高一貫校のいいところの一つは、高校受験をしなくて済むことですね。でも、中3の12月の学年保護者会で提示された書類には、受験料を支払って「受験票」を手に入れろという内容が。受験? するの?
「中学校は義務教育ですが、高校は違います。中学校と高校は別の学校なんですよ。」
結局、内部進学者は受験こそしないけれども受験料を払うことがわかりました。

かかった費用1:受験料9,800円+振込手数料324円

高校入学の前に入学説明会、その前に入学料

2月に「合格通知」と入学説明会の案内が届きました。受験してないのに合格って…というボヤキは置いといて、入学説明会までに入学料を支払わなくてはなりません。

かかった費用2:入学料56,400円+振込手数料540円

そうだった、高校は教科書が有料になるんだ!

合格通知に同封された「物品購入の手引き」に、入学説明会のときに購入するもののリストがありました。高校になると教科書は有料です。入学までにやっておく課題図書や、指定の辞典類も必要です。
女子の制服は中学と高校で微妙に違うので買い替えが絶対必要ですが、中学の間に20㎝以上も背が伸びてしまった男子だって買い替えないとダメです。体操服(半袖シャツと半パン、長袖シャツと長ズボン)と体育館シューズも買い替え。校内の上履き(いわゆる便所スリッパです)は3年履き倒して汚いですが、とりあえずそのまま使うというので先延ばしすることにしました。

かかった費用3:教科書・課題図書代 11,225円
        辞典3冊 8,770円
        学生服上下 26,600円
        体育用品計 18,200円

中学は無料だったけど、高校は授業料も払うんだ!

授業料年額115,200円は、入学後に支払います。しかし、平成26年度以降の入学者には世帯収入910万円未満の世帯に「就学支援金」が国から支給されるので、実質無料になる世帯が多いそうです。ただし、この条件を満たさない世帯は当然授業料を負担します。

諸会費イロイロ、助成会入会金だけは1回でOK

以前にもお伝えした、教育助成会入会金15,000円、教育助成会費10,000円、教材指導費10,000円、学友会費6,600円は入学後の支払いです。ただし、入会金については中学入学時に払っている世帯は不要。
そして、附属は2本立てのPTAシステム! 教育後援会会費10,000円、後援金1口10,000円(2口以上)を3月末までに納入します。

これからかかる費用1:助成会関連計 26,600円
           後援会関連計 30,000円 

そういえば、高校生になると定期代も高くなる

JRの通学定期代は、中学生なら通勤定期代の6割程度と安く設定されているのですが、高校生になると約7割、大学生になると8割になります。交通費もかかるのねえ…。附属は東福山駅から少し距離があるので、駅から自転車を利用する子が殆ど。駅前にある民間の自転車置き場の利用料もかかります。

これからかかる費用2:定期代
           自転車置き場利用料 16,500円(年額)

おまけ:教材費の集金システムは2019年度から変わる

以前の記事では「教材ごとにおつりのないように現金で払う」ことを紹介したのですが、ようやく附属でも、2019年度から教材費や行事の経費等を銀行振込するシステムに変わります。よかったよかった。明日480円ちょうど必要、なんて言われても困っちゃってましたから。

まとめ

ここまでの費用を授業料と定期代を除いて合計すると204,959円!
ひゃー! やっぱり高校進学ってお金がかかります。まさか受験料が要るなんてねぇ。中高一貫校への進学を考えている方は、「中学と高校は別の学校」ということを知って、しっかり準備しておきましょう。

執筆:chococakes